ニートとひとくくりに呼ばれる若者たち。その呼び方に個性は見えません。ニートとは働かない、学ばない若者、でしょうか。(ここの寮母さんと知り合う機会があり)ちょっと違うのではと思い、訪ねてみました。
塾生が卒塾したばかりということで、建物内は静かでした。でも、教室に展示されたポスター作品などに、いままでここで過ごした若者の空気が残っています。
副塾長の碓井伸介さんに伺いました。
「全寮制で3ヶ月を十数人の仲間と生活します。緩やかだけど規則正しい生活をし、社会に踏み出す一歩のために支援をしています」
「*心のケアを3名のカウンセラーで行っています。*就労の意欲を湧かせるよう、さまざまな業界、業種の紹介や話しをします。*パソコン操作など、仕事の実技体験を取り入れています」
「元気になるためのカリキュラムを心がけ、キャンプなど自然にふれるセラピーイベント、ウオーキングなどを実施しています。卒塾後1年間はフォローを行います。親子が離れて生活することは、互いのためにもいい作用をもたらすようです」
寮の世話は、光安咸尚,政子さんご夫婦。お父さん、お母さんのような存在でありながら、実の親ではない距離感がいいようです。「見守りが基本の接し方と思っています。自分を見失った子たちで、総じてまじめで自分を過小評価しています。話せる友人がいる合宿がいいのでしょうね。寮に入ったときの顔と、卒熟するときの顔が全く違います」
「このままではいかん、と、半歩進むときのエネルギーのために、食事はとりわけ心を込め体にいいものをと心がけています」「卒塾の時にいただいた寄せ書きを大事にしています。その後、元気な姿で寄ってくれるととってもうれしいです。この仕事をしてよかったと思います」
取材を終えて思ったことは、ニートと呼ばれる若者は何かのきっかけで、働けない心の状態になったのではということです。そういう自分を責めたり、家族の気持ちが重くきつかったりという心情なのでしょう。知らない他人の力を借りることも大事ですね。そこから新たな力が湧いてくるのでしょう。新規塾生のみなさんとスタッフの方々にエールを送ります。
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