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たんねんな土作りのアスパラガス、平飼い地鶏たまご、米が主力です。
農業に従事するようになったのは7年ほど前からです。最初から無農薬、有機肥料。独自に勉強しながら行ってきました。
その前の職業は建設関連社員。ばりばりと仕事をしていましたが、病気になり入院しました。入院中に読んだ自然養鶏・卵に関する本が私の運命を変えました。この本で食の大事さ、食材の質の大切さを知り、故郷で安全な農法をやってみようと決心しました。自分が食べたい、安全でおいしいものを作る。こだわればきりがありませんが、私のわがままを通しています。
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アイガモ農法の米、ごぼう、にんじん、にんにくが主な作物です。
農家に生まれ父の農法に影響を受けました。化学肥料をいち早くとりいれた父が、無農薬、有機肥料への転換を進めました。きっかけはわたしが小学生の時にかかった病気です。原因が農薬だと医師に言われ決断したようです。当時は有機栽培に理解も少ない時代。売れ行きも芳しくなくて苦労していましたが、父はやり方を変えませんでした。
有機農法は作業が大変です。でも、受け継いだ私は、安全な作物を食べていただきたいと思い、毎日の作業をしています。
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伸びるアスパラガスと微生物いっぱいの土
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見事に育ったにんじん畑の収穫作業
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福岡県最初のエコファーマー
アスパラガスでのエコファーマー申請は確か福岡県では最初と思います。肥料は鶏糞を中心に独自に作っています。土の微生物が活発になることがいい土の条件です。そのため、さまざまな菌を入れています(放線菌、光合成細菌、乳酸菌、酵母菌など)。また、菌のすみかになる灰粒も加えます。おかげで土の中は、小さなミミズがいっぱい活動してくれ、このフンがまた栄養になるんですよ。
収穫後の残った茎や葉、伸びすぎて食べられない野菜も土に返せばいい栄養になります。自然の摂理に従った循環型の農業が、作業する自分にも消費者にもいいと信じます。
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アイガモを使ったのは平成元年から
農薬も除草剤も使用しない有機農業は、米作りでは重労働です。アイガモが雑草や害虫を食べてくれ、それを稲作に取り入れていると聞き、始めることにしました。日本でも早い方でしょう。これでずいぶん楽になりました。(農薬を使っているところよりはまだまだ手間がかかりますが)。
千葉県からカモのひなを取り寄せています。卵から生まれたばかりのひなは、48時間は食べなくても生きることができます。2日かけて輸送してもらいます。1500羽ほど取り寄せ、うちで使うのは400羽ほど。ひなを育てるのも結構大変ですけどね。
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走り回る鶏たち。カメラを向けると・・
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広がるにんにく畑と勢いがいいごぼうの葉
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自由に過ごすニワトリは、私そのまま
鶏小屋のそばに、網で被った土地を用意しています。雨が降っても散歩していますよ。小屋の中も雑居状態で、思い思いの場所で過ごしているようです。私自身が見ていて気持ちいいですね。縛られるのはいやじゃないですか。こんな中でストレスがなく過ごせば、いい卵が産まれます。数ですか? 300羽ほどかなぁ。
稲作はもちろん無農薬、有機肥料ですが、除草にタニシを使っています。今年、ここにれんげを植えました。トラクターで土に混ぜ込めば肥料になります。将来は羊を飼い、その乳でチーズを作れればと思っています。
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稲の収穫後の裏作には、冬・春野菜
私は同じ田んぼで米と野菜を作っています。稲刈りの収穫後、田に水張りをします。こうすると害虫などが死に、土にもいい効果をもたらしてくれるのです。この一帯の土は筑後川の氾濫などで肥沃ですし、水はけもいい。ですからごぼうを作っても、土から抜く作業も難しくありません。
今年、ごぼうにアブラムシがついたときはあわてました。常に作物の様子を見ていないと、被害が広がることになります。植えっぱなしではなく、気をかけ、手入れすることが大切だと思います。
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仲間と今後の農業を話す末次夫人(写真左)

写真右は卵などの販売所(事前に電話が必要)
電話・0942-62-3209、090-2503-9594
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にんじんの葉を落とす中村夫人(写真左)
写真右は作業所・販売所(事前電話が必要)
電話・0942-47-4581、090-8918-3666
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末次さんご夫婦の農業歴は浅いものの、ご実家が農家。脱サラ農家とはいえ、下地があります。その上に立って、常によりよいものを取り入れていく研究熱心さに頭が下がります。お話ししているとジョークが絶えず、いつも明るく前向き。新しい農業の取り組みに大いに期待したいと思いました。
最近、安全な農作物に関心のある仲間と、これからの方向性を考える場を定期的に開催していくそうです。消費者の目線を念頭に置き、生産者、消費者、飲食店などの大口消費者とのネットワークづくりを進めるのがねらいです。大いに期待したいと思います。
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中村さんご夫婦の農業従事歴は長いものがあります。利益が上がっていた化学肥料時代を少年期に体験し、有機の収益的困難さもお父さんを見て実感してきました。それでもなお、消費者に安全なものをという情熱が勝っているようです
稲収穫後のアイガモを、「カモおこわ」として開発。新聞に取りあげられた年は大変な評判でした。細いごぼうを粕漬けにした商品も人気があります。(どちらもとっても味わい深くおいしかったですよ。)こうした、工夫のオリジナル製品も農作業が忙しいと思うように作れないのが悩みのようです。
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