・・・機能的がいいね。味わい深さもほしいね。現代にあう久留米周辺の優れものを教えて!



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たくみ・702
画期的なうるし塗り技法
茶衣品(さえもん)

取材なぜなぜ
八女茶を漆に使ってお椀に塗り込んだ。・・・そんな新しい発想の、技術があると聞きいたのは1年半前。作品を見て、う〜ん、これは画期的!と感心しました。
ずっと関心を持ち続け、気になっていました。そこで、茶衣品(茶衣品)というユニークな名前の由来と、この魅力を探りに出かけました。


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◆販売ルートが確立していませんが、展示・販売店舗が1店あります。まだあまり知られていない茶衣品。一足早くご覧になりませんか。
隈本知伸さんの独楽工房でどうぞ。


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お茶の葉を漆に加えた、日本初の新しいうるし技法。
茶衣品(さえもん)は技も機能も味わいも一級品。
その魅力と完成までのいきさつ、今後をグループ3人に伺いました。

  

八女の地ならではの発想が、強度と肌合いに新感覚。
茶衣品(さえもん)技法は、漆の下塗りの上にお茶の葉粉末を被わせ(衣を着せ)、上塗りを施したものです。この技法が名前の由来になりました。
お茶を加えることで、お椀の表面に凹凸ができ、肌触りがしっくり手になじみます。木がさらにぬくもりを増しました。加えて強度もアップ。少々あらっぽく扱っても、お茶の衣がお椀を護ってくれます。また、品格ある黒っぽい色あいは、お茶のなせる技。漆はお茶と出会って風合いを深めました。伝統工芸が息づく八女の地に、インパクトある新技術の誕生です。


ものづくり異業種3人。偶然が運命の出会いに。

茶衣品のリーダー、隈本知伸さん
八女で独楽づくりを営む、ろくろ職人です。近年、独楽だけでなくアクセサリーを始め木の器作りも始めました。木椀に大事なものは塗り。木を生かした天然の塗りをと進める中、漆を使いたいと思いました。


茶衣品の開発者、山下祐司さん
八女在住の蒔絵師です。隈本さんと出会い、八女にふさわしいお椀の塗りを考えていくうちに、お茶を使うことを思いつきました。それから苦労の連続でしたが、今までにない表情を持った塗りが完成しました。



茶衣品のデザインを担当、弥永友和さん
柳川在住で家具部品の制作、家具デザインを行っています。たまたま、隈本さん、山下さんと出会い、そこで茶衣品を見て衝撃を受けました。この質感と強度で、器に限らず可能性が広がると思っています。


   
ムービー
どうぞ
湧いて出る、文殊の知恵。
2007年1月16日。隈本木工所で3人が会しました。つきることない会話。この日は山下さん計画中の仕事場&ショールームへの提案がおもな内容でした。(写真左)
茶衣品の製作工程は、デザインに従って、木をろくろで削ってお椀に仕上げていきます(写真左2番目)。漆の下塗り後、お茶の粉末をかぶせるための塗り作業をします(右から2番目)。お茶の葉でお椀を被った状態(右端)。こうして器は茶の衣を着ました。この後は上塗り作業。・・・塗りと削りを何度も行います。
3人の想いは、今までの木の器にない使い方を、地に足着いた発想で試みること。生まれ育った郷土の伝統を生かし、どう、時代のニーズに合ったものを生み出すか。生みの苦労を楽しみに代える力強さ、発想の柔軟さを感じました。


 ◆ 取材後の感想 ◆


茶衣品店舗・連絡先
独楽工房内
八女市吉田1507-3
電話:0943-22-2955
e-
mail は・・・
info@yamegoma.jp

アイディア、発想だけなら、世の中多くあります。私でも片手にあまるくらいはある!? でも、それをどう実用化し、完成に近づけていくか。実は、これがもっとも大事で大変なことなのです。茶衣品も同じ過程をたどりました。八女にこだわって、漆にお茶の葉を、という考えを形にするまでに1年近く。試行錯誤の期間はムダではなく、より完成度の高い技を引きだしたようです。
3人の芸、術、技、郷土、使う人への想いは深く、刺激し合い、高めあいながら、時代の次ページを考えているようでした。3人の熱い語らいがサクセスストーリーになる日も近いでしょう。

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